[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
すぐにジプシー・キングスだと分かったが、曲は初めて聴いたものだった。
サビの歌詞でやっとホテル・カリフォルニアだと判明した。
へええ、カバーもするんだ~と意外だった。
勝手なイメージで、ジプキンはアメリカンな歌など歌わないだろうと思っていたからだ。
というか、ラテン音楽をこよなく愛していて、その路線を世に広めるよう努めていると
思っていた。
なになに、最近の試みなの?
いろんなジャンルを取り入れるようになったの?
とは恥ずかしくも多大なる勘違いだった。
ホテル・カリフォルニアのカバー自体はかなり以前からあったらしいし、
スパニッシュだかメキシカンだか(いい加減)ではなくフランスのバンドらしいし、
本当に目から鱗である。
ジプシー・キングスを知ったのは、やはり鬼平犯科帳である。
中村吉右衛門演じる長谷川平蔵の背中が渋く、そこにエンディングテーマ
「インスピレーション」のギターソロが静かに重なり始める。
またもやリアルタイムではかなり若かっただろうので、ドラマの本筋はほとんど観て
いないのだが、吉右衛門の色気とアコースティックギターの哀愁に一発でやられた。
時代劇にしてこのダンディズム、時代劇にインスピレーション。
この取り合わせを構成した人のセンスは素晴らしい。
関係ないが、歴代の長谷川平蔵は八代目松本幸四郎(初代松本白鸚・吉右衛門の父)、
丹波哲郎、萬屋錦之介が演じていたそうだ。ん~、吉右衛門がいいなあ、やっぱり。
強烈なインパクトだけが脳裏に残っていたが、インスピレーションの曲名を知るに至った
のは割と後年である。
そこからはCDを漁り、MIDIを耳コピして作ろうとしたり、一時は着メロにしていたが原曲に
ほど遠くてげんなりしたりして、結構はまっていた。
さらにはベン・ベン・マリアが意外にも有名だった。
タモリ倶楽部の第1回空耳アワードでグランプリを獲得していたのだ。
この曲はサビが明るくて好きな方ではなかったので、最初はどんなのだったか、そして
どのように空耳に聞こえるのか、非常に気になっていた。そして今般、やっとその映像を
見ることができたのである。
「あんたがた ほれ見やぁ 車ないか… こりゃまずいよ…」
聞こえる! 確かに聞こえる!
これに当てられた映像もこの空耳の状況説明にぴったりである。
完成度高し。グランプリも獲るわね。
かくしてジプシー・キングスは、こんなところでも愛され、日本の知名度アップに
貢献してもらっていたのだ。

03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |








